2012年2月25日土曜日

自分の体と向き合う時間


現代社会の生活スピードで、毎日適度に運動を続け、
食事に気を使い、ストレスを溜めないように丁寧な時間を
過ごすとしたら1日24時間で足りるのでしょうか。
(私はあまり要領が良くないので無理です!!)
仕事も満足いくまで頑張りたいし、家族との時間、
友人との時間も必要だし、後回しになっていく
自分の体と向き合う時間。

そんな忙しい時間を送っている人たちに、
「からだと向き合う時間の優先順位をあげましょう!」
言うだけではまず伝わらないと思うし、耳には届いても、
意識までストンと落ちるのは難しいと思っています。

時間の優先順位を変えるのは本当に難しいですから(笑)

昔、大前研一さんがおっしゃっていましたが

人間が変わる方法が3つしかない

1. 時間配分を変える
2. 環境を変える
3. 付き合う人を変える

最も無意味なのは「決意を新たにすることだ」


わかってはいるんですけどね。。(笑)
そうなんですけどね。。(笑)
決意を新たにすることは得意です!(キリッ


何かの時間を選ぶということは、
何かの時間を選ばなかったということです。

残念なことですが、ほとんどの人が
「健康」「若さ」「美しさ」を失ってはじめて
その価値がどれほどだったかに気づきます。

体と向き合う時間を選ばないということは
日々、何かを失っていることかもしれません。

お客様には少しでも後の祭りにならないように
なんとかして配分を変えてもらいたいと思ってます。

・・・、今日も決意を新たがんばります!!

Ciao! 

mitsueより


2012年2月8日水曜日

ベストな提案のために。




今日は「中医学基礎勉強会」に出席してきました。
基礎とは言え、出席されているのは
中医学に従事されて長い先輩方々ばかりで
本当に毎回、勉強させて頂いております。

現在テーマは「不妊症」について。

この分野は、中医学だけでなく、
西洋医学についても高度な理解と知識が要求されます。

患者さん自身も、知識レベルは高いですし、
医療も日々進歩しておりますので、
こちらから提案できる内容を、
より満足して頂けるものにするには、
両側からの勉強が必要です。


本日も改めて思いました。

勉強、勉強、勉強。。。あー勉強。


頑張ります。

mitsueより









2012年2月7日火曜日

潤いとしみに 〜四物湯(しもつとう)〜


昨日に引き続きまして、、「血を補う」漢方薬です。

「四物湯(しもつとう)」

効能又は効果:
皮膚が枯燥し、色つやの悪い体質で胃腸障害のない人の次の諸症

→産後あるいは流産後の疲労回復、月経不順、冷え性
しもやけ、しみ、血の道症

とあります。(ツムラ医療用漢方製剤より)

特に私のお肌が乾燥し過ぎて枯れている訳でも、
顔色が悪く、艶が全然ない訳でもないのですが
このような表記をされていると、、、
どんな人のこと?ってイメージが難しいですよね(笑)

私は、どちらかというと血虚(けっきょ)体質なので
血を補い、巡らせてあげることで体のバランスが
整っていきます。

前々からのんでいた、補血の漢方薬もなくなったことだし
これを機に四物湯(しもつとう)をスタートさせます。


冷え性やたまにある立ちくらみも治したいですが
しみが薄くなったり、出ないお肌になる方が
飲み続けられる理由となりそうです。

体の調子というのは、各々の主観的なものが入りますが
視覚的に捉えられるものの方が、効果を実感できますものね。


潤いますかね? 

しみ予防、改善につながりますかね?


ちなみに、この四物湯のスープは、
中国ならびに台湾では日常でのまれていて、
世の女性のシミ予防にどれだけ役立っているかは
計り知れないと思います。


mitsueより

2012年2月6日月曜日

血(けつ)と美容の関係 〜 十全大補湯スープ 〜



こちらは、鶏ガラスープをベースに
十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)の生薬たちと
お葱、お生姜をぐつぐつ煮込んだもの♥

「元気(気)」と「潤い(血)」を補います。

友人に十全大補湯を使ったスープづくりの話をしたら
「そんなに体調悪い人がいるの?」と言われてしまいましたが
精神的にも、肉体的にもお疲れピークが来ている晩に
このスープをのんだら、次の日嘘のように疲れがとれて朝が起きれるし、
何より「お肌がぷるぷるしている」のです♬

血(けつ)を補ってくれてるんですね。
素晴らしい!!

※生薬を煮だすと、通常は苦くなってしまうのですが、
我らが師匠、黒川先生の手によって「苦みがなくなる」
レシピ考案をしてもらってます。これまた素晴らしい!


中医学で使われる「血」とは人の生命活動を維持する
基本物質とされていて下記のようなことに作用しています。

「見えるからだ」
●皮膚の潤い
●顔色の良さや艶やかさ
●髪の毛の光沢
●筋肉や骨の円滑な動き

「見えないからだ」
●こころや気分の精神活動を支える

つまり、血(けつ)は健康&特に「美容」
切っても切れない関係にあるのです。

女性は男性と違って、一定のサイクルで血を失いますし
また妊娠、出産、授乳によっても多くの血を使います。

血をつくる→だす→つくる→だす→またつくる→・・・

かなり女性の体は頑張ってくれていますよね。
お疲れさまを言いましょう。(ペコリ

血が不足していたり、血が汚れていたり、
その流れが悪かったりすると、必ずと言っていい程、
女性の体はどこかで不調を起こします。

逆を言うと、血が充分にあって、サラサラとして
流れも滞っていなければ、調子が悪くなることは
ほとんどないということです。

私の場合、少し血の不足傾向があるので
近々、「血を補う」漢方薬で
潤い調査スタートしてみます。

mitsueより

2012年2月5日日曜日

花粉症を漢方でなおす 〜その3〜


「毎年花粉症で困っているのだけど漢方で何かいいのない?」

よく頂戴するご質問です。

「花粉症には◯◯です」

と決まったお薬をすぐにお渡しができたら、
患者さんの時間もとらせないし、わかりやすいし、
どれだけ便利なんだろうと、いつも思います。

こういう時、「病気」を診るというアプローチをもつ
西洋医学のメリットを大いに感じますし、
これだけ発展した理由もよくわかります。

それに加え、西洋薬は安価で享受できますから、
コスト面も考慮して患者さんに漢方薬の
お話をしなければなりません。

日本は世界でも稀にみる、
西洋医学も東洋医学もどちらも選択できる国で、
その医療体制は非常に素晴らしく
お互いカバーできない部分を
補完し合うことが可能になっています。


その中で一番重要なことは、
患者さんの治療における優先順位です。

●コスト
●効果がでるまでのスピード
●対症療法 or 根本治療
●副作用   etc


いくつかある選択肢の中、花粉症を漢方薬で
治したいと考える方は、

●西洋薬の副作用(眠気、口渇etc)が
  気になってのみたくない
●花粉症にならないよう体質改善したい

を重視している人が多いと思います。

この2つをかなえる為にまずして頂きたいのは
信頼できる漢方医、漢方薬局を探すところから
はじめて下さい。体質改善については、
正確な診断が下せてないと
なかなか良い方向に向かいません。


次回は、
漢方医、漢方薬局探しについてUPします。



mitsueより




2012年2月4日土曜日

生理痛に「ロキソニン」をやめました


◎生理痛に当帰芍薬散と桂枝不茯苓丸の併用

(とうきしゃくやくさん、けいしぶくりょうがん)
私が、漢方薬でも即効性があるのだと確信した初めての処方で、
もっと漢方を勉強したいと思うきっかけとなった処方でもあります。

10代の頃から生理痛がひどくて、
貧血で倒れたり学校、会社をお休みしたりしていて、
本気で治そうと産婦人科に通っていたこともありましたが
残念なことに改善はしませんでした。


月経期間の間ずっと痛い訳ではなく
初日だけ症状がでるタイプで、
腹痛と頭痛が「ドドン」とやってくると
居ても立っても居られなくなり
必ず「ロキソニン」を服用して
対処するようにしておりました。

痛みなどの「生体防御システム」に作用する
お薬はできるだけのまないようにしているのですが
「ロキソニン」の切れ味の鋭さと絶対的な効果を
踏まえると手放せませんでした。

ところがある日、

ロキソニンを持ち合わせていなくて、仕方なく
漢方薬局で漢方薬を出してもらうことになったのですが
当時、漢方薬はじわじわ効いてくるものだと認識していた私は

どうしても嫌で嫌で、、

「ロキソニン」の即効性には絶対かなわないし
今ここで効かなかったとかありえないんですけど・・。

中国人の先生のよくわからない
「大丈夫、大丈夫」という押しの言葉に負け
どうにでもなーれーと、
この2剤を併用したのを覚えています。

そしたら、30分後には嘘のように
症状がなくなっていて本当にびっくりしました。

手軽さを考えると「ロキソニン」なんですが、
NSAIDの長期服用は海外では心血管リスク上昇の警告文が
出ているようにできれば避けたいですよね。

今でもこの2剤で乗り切れているので
私と同じタイプの人におすすめしたいです。

mitsueより





2012年2月3日金曜日

恵方巻(えほうまき)


関西ではお馴染みの「恵方巻」。
最近は、日本中で食べる人が増えているようですね。

願いごとをしながら無言で太巻きを一本かぶりつく!
食べる前にしゃべると福が逃げていく!

と言われていますが。。

この恵方巻、近年につくられた文化である事と
大阪を中心とした風習という事から
とっても商業ベースな匂いがしますが(笑)
世の主婦層にとっては素敵な日です。

大きい、大きい、太巻きを準備しておけば
夕飯がとってもら、、あっ。

文化はつくっていくものです♬

薬膳の先生たちと中国式のままではなく
日本にあった薬膳を確立していくことを
目標にしているので、こういう行事を用いた
食文化の形成は勉強になります。

mitsueより

2012年2月2日木曜日

そら豆の皮は食べるの?


大阪でも雪が降りましたが、あと2日で立春ですね。

本日は、八百屋さんで「菜の花」と「そら豆」を
購入し早春の風を頂くことにしました。

「菜の花」はさておき、この時期にそら豆??と
びっくりしたんですが、実はそら豆の出荷は
12月からはじまっているそうなんです。
(初物を食べ損ねてしまった気分ーーー!)

そら豆を店頭でみかけるのは、
だいたい3月、4月頃ぐらいからだと思っていたのですが
実際は12月〜4月の間に鹿児島から送りだされるそうで
(鹿児島県はそら豆年間出荷量全国1位!)
指宿地区(指宿市、南九州市、鹿児島市)のそら豆は

初春が旬とのこと。

ところで、この「そら豆」私は皮付きが好きなんですけど、
一般的にはどうなのでしょうか。

まわりの人に「皮食べるの?」という不可解な
反応をされるので、以前どっちが食べ方として正しいのか、
お料理屋さんで尋ねたことがあります。

「お好みです」

という回答を頂いたので、今ではまわりを
気にせずパクパク食べてます。

皮の部分が堅いとか、渋いとか気にならない方は
一緒に食べることをおすすめします!!

そら豆は「蚕豆(ツアトウ)」と呼ばれ漢方では
健脾、利尿、燥湿の効果があり
むくみ、水太りに使われるのですが、
この皮の部分に特に薬効があると言われています。

【こんな時に食べて欲しい】
・体がむくんでいる時
・二日酔いになりそう、またはその真っ最中
・胃腸の調子が悪く、食欲があまりわかないとき

体の余分な水分をとってくれるので確かに
湿気の多い梅雨ぐらいはぴったりなお野菜ですね。

mitsueより