2013年7月27日土曜日

一度でいいから天然チベット産の「冬虫夏草」が食べてみたい


いやーこうやってみると衝撃ですね!!
特にきのこが頭を突き破って発芽する様子は、いやはや何とも。

 冬虫夏草とは、虫に寄生し、虫を栄養にして成長する菌(きのこ)のことです。
上の映像は、アリに寄生するOphiocordyceps属の一種のきのこで、ただ寄生するだけでは
なく、きのこ自身が生存に有利な場所に宿主を移動させ、最も適した時刻に死ぬように
操っているという様子を撮影したものです。

きのこすごい!!

現在は、世界に約450種発見されていますが、その内国内で確認されているのものが
約350種と言われているので、実は日本は冬虫夏草の宝庫なのです。東京都内でも
トタチグモから生ずるクモタケ、オサムシから生ずるオサムシタケ、蝉の幼虫から
生ずるセミタケ等が、公園や自宅の庭から見つかることがあるらしいのですが、、
自分のおうちの庭で、昆虫の頭からきのこが生えてるのをみたから、、、
えーーーっと、見なかったことにしたい場面ですね(汗)

最近のニュースでは、貝津先生が発見した「乗っ取っり型」が新種として
認定されましたから(生命力強そう!)薬効があれば、尚、嬉しいニュースに
なりますね。もともと福島県は、薬草が豊富で、薬膳関連でも盛んだった地域なので、
漢方関連で復興のお手伝いがあればしたいなーと思っています。

飯舘育ちの乗っ取り型「冬虫夏草」、新種と認定
福島県飯舘村で、同県伊達市の薬剤師、貝津好孝さん(58)が発見したキノコ「冬虫夏草 とうちゅうかそう 」が、新種だったことが明らかになった。  論文がドイツの菌学専門誌に掲載され、正式に新種と認められた。ほかの冬虫夏草が寄生したものに後から寄生する“乗っ取り型”で、国内では珍しい。近年、冬虫夏草は健康食品の原料として注目され、貝津さんは「効能があれば商品化し、売り上げを寄付して復興に役立てたい」と意気込む。 YOMIURI ONLINEより
 さて、中国で漢方薬として認められているのは、高度3,000m以上の高地に
生息するコウモリガ(蛾科)と言う非常に珍しい蛾の幼虫に寄生する
「Cordyceps sinensis」というきのこで、不老長寿、滋養強壮の秘薬、
また肺結核の治療の使われてきました。

特に、優れた薬効をもつ天然のチベット産の冬虫夏草は、現在1kg約700 〜
1000万円もするので乱獲が行われ絶滅の危機にあります。 それでも中国の富裕層は
冬虫夏草がどれだけすごい効能を持っているのかを よく知っているので、価格は年々
上昇していっています。

基本性味帰経
甘、温。肺、腎。

効能
1、滋補肺陰•止血化痰
2、益肺平喘
3、益腎陽
4、補虚


◎喘息、咳の緩和
◎高血圧、狭心症、心筋梗塞の予防
◎心肺機能の強化(←スポーツ関連で有名なのはココ!)
◎肝機能の改善
◎糖尿病の予防
◎腎機能の改善
◎免疫力の増強、回復作用
◎ストレス性の潰瘍の形成を抑制
◎インポテンツの改善
◎体力増強
◎老化の予防
◎集中力、記憶力の向上

このオールマイティーっぷりがすごいですね!!


そりゃーそーですよね!
昆虫との壮絶な戦いに勝ち、乗っ取る訳ですから何かを超越したパワー(笑)を
くれそうですし、楊貴妃が美貌維持、若返りの為に使用していたり、歴代の皇帝たちが
夜な夜なの子作りに用いていたのがよく理解できます!!

ちなみに含まれている成分、作用をみるとダイエットにも良いのですが、、
価格が全く見合いませんね。。(泣)お金に余裕がある方は是非どうぞ。

上記のセプスシネンシスの他、中国では、サナギタケ(C.militaris)、セミタケ(C.sobolifera)など
数種類が漢方薬として認可されていますが、価格や薬効が安定しないため、
製薬会社がこぞって栽培に力を入れています。その一方で、中国お得意の問題も
沢山あるようですが。

実は、日本にも各地に研究所があって人工培養に成功していますので、今後も
天然の冬虫夏草に負けない有効成分を持った商品がどんどん出てきてくれると
嬉しいなと思います。



↑↑中国青海 海北製薬廠で天然の冬虫夏草を用いて製造されたドリンク青海冬夏泉。
1本800円ですが、定期的に商品についての問い合わせがある人気の高い商品です。



↑↑ユピックスさんから出ている百楽草。
中国で漢方薬として認められたコルジセプス属のサナギタケだけを使用し、
純日本国産の原料のみで製造しているので中国産はちょっと、、という方には
おすすめです。

しかし、一度ぐらい人生でチベット産の天然「冬虫夏草」入手することが
できますでしょうか。食べてみたい!!!!

mitsueより

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