2013年6月12日水曜日

「35歳までに卵子凍結」が当たり前の時代がやってくる?

昨日、フジテレビの朝の情報番組「とくダネ」で
卵子の凍結保存についてやっていたみたいですね。


気になるポイントは「未婚女性」
将来の妊娠に備えて保存をするということ。


既婚者でART(高度生殖医療)を使った不妊治療をしている人のほとんどは
卵子(受精卵)凍結をしているので、特別なことではありません。

漢方相談で来られるお客様とも

「採卵した卵の状態良くて、たくさんとれたの〜♫今回は凍結することにしたわ。」

などと言った会話はごく日常です。

ただ、このことが、未婚となると話が変わってくるようで

日本では、一応、、、
未婚女性の卵子凍結については認められていません。
(ただし、がん治療など病気があった場合は除く)


技術はあるけど、法的整備、ガイドラインが追いついていないという
いつもの、いつもの、日本のお家芸です。

まだ、私が独身だった20代のころ、仕事で知りあった女医さんたち何人もに
卵子凍結を勧められたのを覚えています。

●「私があなたの年齢だったら、絶対凍結するよ〜」
●「私、凍結中よ(笑)」

その時は、卵子が老化することも知らなかったし、20代のあの頃に
子供をつくるということなんか想像できなかったので、
先生たちが「卵子凍結」を何故あんなに推してくるのか全くわかりませんでした。

表には出てきていないものの、日本でも
情報アンテナを張り巡らせている独身女性のある一定数は
既に、卵子凍結していたりするんでしょうね。

「卵子凍結」をすることで女性は結婚、出産、キャリアなどの
イベントについてこれまで以上に選択肢の自由が増えます。

科学技術の恩恵を受けることで、ますます、生きることや、
人生について悩み、考えさせられながら、世の中は変化していきます。

最低限の倫理と命の尊厳を尊重しつつ、多様性に溢れる
世の中になれば良いなーと思います。

お仕事的には、卵子凍結(未受精卵)その後の着床、流産、
卵巣機能の低下の関連性、年齢別の妊娠成功率を確認したいところです。
漢方との併用データではアメリカと言えどもまだまだだろうし。

mitsueより

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